父との決別〜あとがき〜

　妹と弟は、父に連れていかれる形になった。春が終わるくらいまで、母と私は寝る前に一緒に泣いていた。特に妹のような個性的な人間に但馬の風土が合うとは思えないし、折角の個性も田んぼの肥料みたいになってしまう。というわけで、返せ〜〜〜〜！！！！
　私は地元の公立中学に無事入学し、私の合格を知っていた友達を驚かせた。
　私は去年の夏に、向こうに遊びに行った。祖母の頼みを断り切れなかったのだ。１人で行き、１人で帰った。帰りの列車の中で、人目もはばからず泣いた。緊張し過ぎていたからだろう。そして、私もその１人だったかもしれない不憫な姉弟の事を思って。
　どうやら父は、私が家を出た理由が『アトピーを治すため』と勝手に決めつけているようで、私と母の訪問の時、お風呂上がりで母に薬を塗ってもらっていたら（私のアトピーは全身）いきなり入ってきて「綺麗にならへんなあ。」の一言。いや、お前がそこにいるからやろ。だいたいなんで勝手に入ってきとん？あたしの背中見ていいって誰が言った？それが性的虐待って気付かないの？お前阿呆か！！ふう。という訳で、私のアトピーも当分治りそうにない。なんか今年の正月「中学卒業までに治らんかったらこっちに戻ってこい。」とか言われたし。そんな脅しかけて治るもんやったら最初っから発病してへん！！超絶無無無無無無神経。
　妹の手の薬指（しかも左手）もアレルギーっぽい。やばいなあ・・・。弟の目もアレルギーっぽい。あああああ・・・。
　そういえば私が幼稚園ぐらいの時から全部取り上げられて貯金させられてたお年玉、持ち逃げされた！！私の１０何年の正月の楽しさを返せ！今すぐ！！

　もう言いたいことはないかな・・・。まあ、思い出したらまた書く。これからも『あじみ』をよろしく！