文化祭2日目

2002年5月3日
 私たち2年生は、模擬店を出した。私は実行委員として、3月の初め頃から模擬店の準備をしていた。

 実行委員会では、ぼでと松本がいて、心から楽しいといった活動はあんまりなかった。こいつらは、たいした仕事もしないくせに、権力だけは持っていて、偉そうに振る舞っていた。(今考えたら、放っといて仕事ができたから、こっちの方が良かったかも。)でも、他の男子や女子たちや先生たちとはとてもとても仲良くなれて、本当に嬉しかった。

 あたしは委員の中でも、備品担当の委員だった。相方が途中で何故かぼでに変わり、私は素知らぬフリで、1人で活動を続けた。でもそれは、K先生やN(S)先生、さやかや皆のお陰で出来たことだ。嫌な人もいるけど、いい人にも恵まれた私の運の勝ちってことさあ!

 1週間くらい前からかなり忙しくなった。委員もそうだが、クラスの方にも中途半端に足を突っ込んでいたからだ。ポスターを描いたり、音響設備を考えたり、放課後友達と100円ショップに行ったり、はたまた、紙コップの数はどうするかとか、食器の消毒(これは各クラスの係が手伝ってくれた)とか、タピオカは何に入れるかとかがをずっと頭にあった。連日6:00とか6:30(いつもは3:30)に帰っていた。

 前日つまり昨日に、私はクラスの製造係(うちのクラスはピザトースト)の1人で、何人かのクラスの男子とさやかとで食材の準備をした。製造班はかなり和やかな雰囲気で、ここ何日かですっかりくたびれていた私にはいい栄養剤となった。
 しっか〜し!!やっぱり落とし穴はあるもので、製造班は和やかだったのに、クラス装飾班はかなりやばかったらしい。なんかある男子2人がマジ喧嘩5秒前とか、あるぶりっこ女子が口うるさくてしょうがなかった(たーちん談)とか、調子乗りの男子が違うクラスの男子連れて来て騒いでたとかで、皆の心はバラバラだったらしい。私とさやかは製造が終わったら、クラスに戻ってそっちを手伝った。ホンマに男ってしょうもないと切に思った。

 私は今日1日、ずっと製造で、文化部の展示とかは一切見られなかったのだけれども、今日の製造班もいい感じだったから、良しとした。
 しかし備品委員としては、忙しいのは文化祭終了後だった。膨大な量の備品の片付けだ。大抵は、もとあった場所に戻さないとならない。でも何度も見ていたせいか、自分でも驚くほど場所を覚えていて、すっと終わった。先生たちからも極上の言葉を頂いた。

 とりあえずこの文化祭から、クラスの殆どの人のいい所と、ゴツい男子でもちゃんと言えば動いてくれるということ、私にはたくさんの人がついていてくれるということ、真希ちゃんのいろんな所を発見した。そして、ぼでが私にホの字(古いっっ!!)かもしれない……ゲッ!ということと、あ、宿題しなきゃということもわかった。それは出来れば気付きたくなかったかなあ。

 あ〜楽しかったあ。。。

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