3/25、香港3日目

2004年3月26日 旅行
 この日の朝は、非常ベルは鳴らなかった。でもまた6:30ごろに起きて、身支度を整え、窓の外を見て今日も曇りであることを確認し、また外に出た。今日で最後だ。
 この日は外には出ずに、ホテルの売店に新聞を買いに行った。この日記のために、前日の競馬の詳しい結果を手元に置いておきたかったからだ。

 下に降りるエレベーターではたくさんの人が乗り合わせてて、私は一番操作パネルに近いところにいたから、ロビーの階に着いたら他の人を先に出した。すると、最後に残ったイギリス人風のおじいちゃんが、レディファーストを遵守しようとしたのか、『どうぞ』という手振りをした。しかし私が『開く』ボタンを押しながらニッコリ笑って『どうぞ』とし返すと、びっくりしたような笑顔になって、「Thank you」と言い、立ち去って行った。おじいちゃんの笑顔はとても素敵だった。朝からいい異文化交流ができた。

 売店に入り、そこのおばちゃんに、
あ「Excuse,me? I want to know horse-racing...」『あり?「結果」ってなんだっけ?えっと…えっと…』
 しかしおばちゃんは分かったようで、なにか言った後(分からなかったのではなく、覚えてないだけだ!、笑)積んである新聞を広げて見せてくれた。確かに競馬の事が書いてある。てか、おばちゃんがじっとこっちを見ている。コミュニケーションを図らねば!と何故か思い、ちょっと照れまじりに
あ「I won last night.」
と言った。すごくびっくりしてらした。その後も二言三言交わし、新聞を買って部屋に戻った。ニュースで天気予報(特に気温)をチェックしながら、新聞を読む。一見有意義な朝だが、英字新聞なのでちっとも分からない。しかたないから写真を斜め読みした(笑)

 昨日と同じように朝食を食べ、サインする。いや〜いいレストランだったわ〜。特に穀物類が豊富でおいしかった!

 現地添乗員が10:35にホテルに迎えに来るから、そんなに時間がない。という訳で、香港島の北部をうろうろしていた。例のガイドブック(シオシオやったから、そのページだけ切り取ってあとはポイ)を参考にして、エッグタルトの店へ行く予定だった。昨日儲けた私の奢りで。が、またも潰れていた…(苦笑)
 その辺りの高級ホテルをハシゴして、10:10ごろに自分達のホテルに帰る。ギリギリだ。
 忘れ物がないかよ〜く確認して、部屋を出る。ありがとう2015室、少しの間だけど、私に久しぶりのマイルーム気分を味わわせてくれて(笑)

 チェックアウトをするべく、ロビーに降りて行ったら、もう添乗員さんが来ていて、3人まとめてチェックアウトをしてもらった。その後、お土産のカタログ注文をしてバスに乗り込んだ。添乗員さんは、商魂たくましい人で、ちょっとウザかった(爆)
 バスは、他のホテルに泊まってる人を拾いつつ、DFS(Duty Free Store、免税店)に向かっていた。

 お土産は注文したので、免税店では特に買うものはなく、お菓子系の試食ばかりしていた(笑)店の外に出て、軽くお昼ご飯を食べたりもした。ここでやっとエッグタルトを2人に奢ることが出来た。てかそこの飲食代全部私もちだった(苦笑)

 1時間ほどの自由時間の後、またバスに乗って、一路空港へ。なんでも来年あたり、空港から車で5分の場所にディズニーランドが出来るらしい。へぇ〜∩ヾ(゜∀゜)

 空港に着き、また早々に出国手続きを済ませ、待ち合い室で待つ。2人はまた探検に出かけ、することのなくなった私は、コートのボタンがとれていたことを思い出し、その場で針仕事をすることにした。財布からソーイングキットを出し、ちくちくと付ける。最後の玉結びをしたところで、また中国語で話しかけられた。
 今度は女の人で、やはりアンケートだった。しかし経験を積んだ私は、「How old are you?」のところで先手に出た。
「How old do I look like?(笑)」
 相手は笑って誤魔化したが、私が「Eighteen.」と言うと、『ちょっとショックを受けたけど、顔には出さないぞ』という風な無表情で紙に書き込んでいた。ふふふ…
 で、また「誰と来ました?」「friends.」あたりで2人が帰ってきた。まだ終わりそうになかったらしく、そのまま放っとかれた。
 そして「独身ですか?」という質問に差し掛かった。英語でのやり取りは思い出せないが、
あ「ええ、そうです。」
女「お子さんは…いる訳ないですよね!あははは」
あ「冗談はやめて下さいよ〜!えへへへ」
 てな感じだった。冗談だったのか…?(苦笑)最後にお礼の記念品として香港土産っぽいピンバッジを貰い、女の人は去って行った。
 しかしよく話しかけられるものだ。いい人オーラが出てるのかなぁ?…はい、すんません(笑)

 とりあえず玉留めまで終わって、後は糸を切るだけという状態のコートに向き直り、ソーイングセットに付いていた、切れ味最悪の小さなはさみを使って糸を切ろうとする。切れない。のこぎりのように使ってみる。切りにくい。最後は糸を刃に当てて引きちぎった(爆)するとどっちかが、
「なあ、なんでそれ持ち物検査に引っ掛からなかったん?」
と言った。……なんでだろう?全く分からなかったから、「切れ味が悪いからちゃう?(笑)」と答えておいた。よくよく考えたらダメぢゃん…。あぶね〜。

 飛行機に乗り込み、無事に出国した。誰も、スリとか病気とかのトラブルに巻き込まれなくてなによりだった。はふ。

 楽しい旅行でした。また行きましょう(^_^)/

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