a firefly like a shooting star.;:*
2005年7月8日 小説 蛍を見た。
花火をやるからいつもの川に来いって向井が言ったから
行って待ってたけど一向に来なくて
おいおいどうなってるんだよあいつ、
わざわざ偶数になるように花火買ってきた
あたしの立場はどうなるんだよ
とか思いながらライターで遊んでたら
ふわ〜っ
て青紫の光が1つ飛んでいた。
いや、あれは浮かんでいた。
灯っては消えて、見失って、また灯ったのを見つけて。
どうして灯き消しと飛行ということを
こうも器用に同時にこなせるんだろうと思いながら
ふらふらとあとを付いて行ってみた。
頼りなく優しく美しい光。
捉まえようと手を伸ばすとすいっと行ってしまった。
私は、そんな光が自分に捉まらなくて良かったと思った。
花火をやるからいつもの川に来いって向井が言ったから
行って待ってたけど一向に来なくて
おいおいどうなってるんだよあいつ、
わざわざ偶数になるように花火買ってきた
あたしの立場はどうなるんだよ
とか思いながらライターで遊んでたら
ふわ〜っ
て青紫の光が1つ飛んでいた。
いや、あれは浮かんでいた。
灯っては消えて、見失って、また灯ったのを見つけて。
どうして灯き消しと飛行ということを
こうも器用に同時にこなせるんだろうと思いながら
ふらふらとあとを付いて行ってみた。
頼りなく優しく美しい光。
捉まえようと手を伸ばすとすいっと行ってしまった。
私は、そんな光が自分に捉まらなくて良かったと思った。
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