先日、信じられない体験をした。うまく書けるか分からないが、なんとか伝えてみたいと思う。
1週間前の3月26日(日)に、父方の祖父の7回忌があった。数えで7年なので実質は6年だが、もう6年も経つのか、と知らせを聞いた時に思った。
当時25だった私は31になり、生まれていなかった甥も5歳になろうとしている。そして、元父親(生物学上でも戸籍上でも“元”はつかないが心情としては“元”だ)は6年の間に、超進化を遂げて綱吉となっていた。
ええと…私的には結構うまく書いているつもりだがこれではあまりに伝わらないので、ちゃんと順を追って説明しよう。
4年ほど前になるか、元父と父方の祖母が二人暮らしをしている家に、元父が犬を引き取ってきた。雌の柴犬で、名前を「はな」と名付けられた。当時半沢直樹が高視聴率を叩き出していて、上戸彩演じる従順だけど重要なところでキーマンとなる妻の名前が花であり、“順”が名前に入っているのにちっとも従順ではなかった母への当てつけか、と深読みして姉妹で気持ち悪がっていたのを覚えている。
さて、何を隠そうこのはなも進化を遂げた1人(1匹)であり、彼女は数日でただの犬から座敷犬へと進化した。1人で外にいるのは可哀想、という元父の意見から、彼女は家の中のどこでも自由に闊歩できることになった。そして彼女は人間と同じ物を食べ、どんどん太り、家中に毛を撒き散らし、その年の大晦日に1泊2日で帰った私に見事アレルギーを発症させたのであった。はなに鼻をやら・・・いや、やめておこう。
あまりないことだが熱が出るほどのアレルギーを発症した私は、次の日の朝には京都に逃げ帰り、それ以来祖母の家の敷居をまたいでいない。
さて、7回忌まで時間を進めよう。もうお気づきだと思うが、家から1時間離れた山の上のお墓と寺に2時間、その後レストランの会食に2時間、計6時間ほど家にはなが1人ぽっちという状況に元父が耐えられず、車に乗せて連れてきてしまった。ちなみに元父は喪主だ。長男だから。
お墓にみんな集まってお坊さんの読経をバックにお線香をあげていく中、元父の姿が見当たらない。読経も終わる頃に「いやー、こいつがあっちに行きたがって、なかなか墓まで来れんかったですわ」と現れた。ちなみに、参列者の中で一番年上は90歳の祖母、そこから祖母の末弟(80歳)、元父の姉妹、その夫と子供と配偶者とその子供と続き一番下は4歳、全員で20人ほど集まっている。20人規模の墓参りで犬を理由に遅参する喪主・・・。頭がおかしいと思ったのは私だけではないだろう。その後もお坊さんの話が続くが、犬がじっとしていないので元父もリードを持ってうろうろする。6歳の従兄の子の方がじっとしている。
その後はお寺でお焼香と読経、ここでも10〜15分ほど中座し、庭に繋いだ犬の様子を、全く悪びれずに見にいく喪主。その後はフレンチレストランを貸し切りにしてランチ、ここでも度々中座し、(以下略)。何度目かにスプーンを持って出て行ったのを見たと妹から聞く。5000円するフルコースランチを食べさせている・・・。やはり頭がおかしい。
こうして元父は綱吉に超進化を遂げた。これらの言動を諌める人はもはやおらず、やりたい放題である。過去に他のことで注意してくれた年長の方は何人かはいたが、元父が激怒しこじれ、疎遠になってしまっているのである。
奇しくも3月25日は私の家出記念日であり、2017年3月26日は、私が家出して父と決別してからちょうど19年であった。私はもう一度父を見限ることにした。
1週間前の3月26日(日)に、父方の祖父の7回忌があった。数えで7年なので実質は6年だが、もう6年も経つのか、と知らせを聞いた時に思った。
当時25だった私は31になり、生まれていなかった甥も5歳になろうとしている。そして、元父親(生物学上でも戸籍上でも“元”はつかないが心情としては“元”だ)は6年の間に、超進化を遂げて綱吉となっていた。
ええと…私的には結構うまく書いているつもりだがこれではあまりに伝わらないので、ちゃんと順を追って説明しよう。
4年ほど前になるか、元父と父方の祖母が二人暮らしをしている家に、元父が犬を引き取ってきた。雌の柴犬で、名前を「はな」と名付けられた。当時半沢直樹が高視聴率を叩き出していて、上戸彩演じる従順だけど重要なところでキーマンとなる妻の名前が花であり、“順”が名前に入っているのにちっとも従順ではなかった母への当てつけか、と深読みして姉妹で気持ち悪がっていたのを覚えている。
さて、何を隠そうこのはなも進化を遂げた1人(1匹)であり、彼女は数日でただの犬から座敷犬へと進化した。1人で外にいるのは可哀想、という元父の意見から、彼女は家の中のどこでも自由に闊歩できることになった。そして彼女は人間と同じ物を食べ、どんどん太り、家中に毛を撒き散らし、その年の大晦日に1泊2日で帰った私に見事アレルギーを発症させたのであった。はなに鼻をやら・・・いや、やめておこう。
あまりないことだが熱が出るほどのアレルギーを発症した私は、次の日の朝には京都に逃げ帰り、それ以来祖母の家の敷居をまたいでいない。
さて、7回忌まで時間を進めよう。もうお気づきだと思うが、家から1時間離れた山の上のお墓と寺に2時間、その後レストランの会食に2時間、計6時間ほど家にはなが1人ぽっちという状況に元父が耐えられず、車に乗せて連れてきてしまった。ちなみに元父は喪主だ。長男だから。
お墓にみんな集まってお坊さんの読経をバックにお線香をあげていく中、元父の姿が見当たらない。読経も終わる頃に「いやー、こいつがあっちに行きたがって、なかなか墓まで来れんかったですわ」と現れた。ちなみに、参列者の中で一番年上は90歳の祖母、そこから祖母の末弟(80歳)、元父の姉妹、その夫と子供と配偶者とその子供と続き一番下は4歳、全員で20人ほど集まっている。20人規模の墓参りで犬を理由に遅参する喪主・・・。頭がおかしいと思ったのは私だけではないだろう。その後もお坊さんの話が続くが、犬がじっとしていないので元父もリードを持ってうろうろする。6歳の従兄の子の方がじっとしている。
その後はお寺でお焼香と読経、ここでも10〜15分ほど中座し、庭に繋いだ犬の様子を、全く悪びれずに見にいく喪主。その後はフレンチレストランを貸し切りにしてランチ、ここでも度々中座し、(以下略)。何度目かにスプーンを持って出て行ったのを見たと妹から聞く。5000円するフルコースランチを食べさせている・・・。やはり頭がおかしい。
こうして元父は綱吉に超進化を遂げた。これらの言動を諌める人はもはやおらず、やりたい放題である。過去に他のことで注意してくれた年長の方は何人かはいたが、元父が激怒しこじれ、疎遠になってしまっているのである。
奇しくも3月25日は私の家出記念日であり、2017年3月26日は、私が家出して父と決別してからちょうど19年であった。私はもう一度父を見限ることにした。
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